内容をご理解の上、正しく安全にお使いください。
木製建具は木材(LVL・MDFなど)を加工して作られていますので、空気中の水分を吸湿・放湿することにより、使用する材料が伸縮を繰り返す特性を持っています。特に、木製建具の室内面側と室外面側の温度・湿度の環境条件が 大きく異なる場合、材料の伸縮が発生し「反り」という現象が発生することがあります。
【例】冬の場合、暖房のよく効いた室内と暖房されていない廊下の間に設けられた木製建具は「反り」が発生しやすくなり、その結果、建具の間のすき間が大きくなったり、建具が閉まり難くなったりすることがあります。
木製建具に上記のような特性があることから、開閉、施錠などに支障をきたす場合が
あります。
これらに対しては丁番、戸車などの調整により対処できることがありますので、インテリア建材 総合カタログ「施工のポイント」または「お客様サポート」の調整方法をご参照ください。
木製建具の中には、自然の中で育まれた天然木材を加工して作られている材料がありますので、同じ材料の中でも、木目・色調が異なる場合があります。そのため、塗装(着色)した時に多少の色や柄の違いが発生することがあります。また、小さな節や入り皮などが含まれることがありますが、個性ある天然木の特長です。
扉の表面に粘着テープやシールなどを貼らないでください。表面がはがれたり、傷つくおそれがあります。
本体に水、油、殺虫剤などが付着しないようにしてください。材質の特性により表面がふくれたり、しみ、変色などが発生するおそれがあります。
アルミ建具には、スチロール芯材・木製芯材・コア芯材を使用している商品があります。これらの芯材は、空気中の水分を
吸湿・放湿することにより芯材が伸縮を繰り返す特性があります。
特に、建具の室内面側と室外面側の温度・湿度の環境条件が大きく異なる場合、材料の伸縮が発生し、「反り」という現象が発生することがあります。
「反り」の発生をできるだけ抑える方法として、次の点にご留意ください
樹脂板は建具両面の温度・湿度などの環境条件の変化により、「歪み」「変色」という現象が発生することがあります。
「歪み」「変色」の発生をできるだけ抑える方法として、次の点にご留意ください。
障子紙・襖紙は紙製品ですので、他の素材と比べると水分を吸収する性質があります。近年の気密性の高い住宅においては、居室内の湿度が高いので襖紙は常に水分を含んで湿った状態になっています。そのような状態のところに、「しみ」の元となる物質が付着して、茶色に変色する場合があります。
「しみ」の発生をできるだけ抑える方法として、次の点にご留意ください。
・建具表面についたほこりはハタキなどでこまめに掃除してください。
・部屋の湿度が上がらないよう定期的に換気してください。
・本体に水、油、殺虫剤などが付着しないようにしてください。
材質の特性により表面がふくれたり、「しみ」、変色などが発生するおそれがあります。
アクリル製の樹脂板は清掃、除菌などにアルコールを使用すると白く変色したり、ヒビ・割れや色が白くなることがあります。
柔らかい布を中性洗剤を5%程度に薄めた溶液に浸して、拭き掃除をしてください。また、クレゾール成分を含んだ除菌剤、ベンゼンなどの有機溶剤も使わないでください。